総選挙、この一票を何に託そうかと思う。その2
ルールを守り、守らせることができる政党に投票しようと思う。
今、派遣労働が問題になっている。雇用契約2年11ヶ月というのがやたらに多い。3年になったら直接雇用しなければならないので、いったん契約を打ち切りあらたに契約する。この方法で実際の雇用年数は5年になろうと10年になろうと直接雇用の責任は果たさない。
直接雇用されているから恵まれているというわけではない。「名ばかり管理職」いう問題があった。実際に管理職たる権限を有しないのに管理職とされて残業代をカットされる。
残業代をカットされるのはなにも「名ばかり管理職」だけではない。一般社員のあいだにだって「サービス残業は」は横行している。
日本では有給休暇の取得率が低いという。確かもうずっと昔の最高裁判例で有給休暇の取得には理由を明示する必要はないというのがあったと思うが、実際には会社に理由を告げて許可を受けて始めて休めるというのが大方の会社ではないか。しかもその取得率はその後の査定に響くとか。
パートだって有給休暇を取れる。その根拠は労働基準法が労働日数は規定しているが労働時間は規定していないからだ。しかしそんなことはほとんどのパート従事者には知らされない。かりに知ったとしても自動的に取れるわけではない。会社とそれなりの交渉をして頑張ってやっと取れるというのが現実だろう。それだってパート契約の更新をちらつかされた実際に取れるかどうかわからない。
何のためのルールかと思う。守られないのならなくても同じではないかとも思う。
でもこれらのルールは守ってくれるものなのではなく守らせるものなのだろうと思う。
でも日本ではその守らせるという国民的経験が少ないのだと思う。ヨーロッパの革命運動、レジスタンス、パルチザン等の抵抗運動の歴史から培われた国民的意識と比べたらはるかに遅れているのだと思う。
そしてさらに、資源のない日本にとっては貿易立国こそが命綱との認識が広く深く植えつけられている。その認識の下では労働条件のほとんどがコストと認識される。貿易立国たる日本でコストを上げたら国際競争力はどうなる?という宣伝が横行する。
でもあらためて何のためにルールがあるのだと思う。守られない憲法があって、守られない労動基準法があって、守られない派遣法があって、守られない・・・・・があって。
あらためて今度の総選挙、ルールを守り、守らせることができる政党に投票しようと思う。(2009/7/28/No.164)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント