麻生首相、“選挙の顔”が選挙をできなくなって、それで目くらましが出てきたということか。
麻生首相が今は「経済対策」優先ということで解散総選挙を見送った。思い起こせばマスメディアを利用して総裁選報道を大々的に展開させた“選挙の顔”であったのにと思う。
麻生首相が今解散総選挙に踏み切れないということは、口では政治空白をつくっている場合ではないと言っているが、本当のところはこれまでやってきた自・公政権の政治では選挙は闘えないと考えたからだろう。
それで今回の「経済政策」だが、だれのための「経済対策」かと思う。
証券優遇税制の延長というのがある。株式などの配当や売却益にかかる税率を本来の半分に軽減しているものだ。自分にはまったく関係ない話だ。
だいたいこのような税制で証券投資を活性化するということだが、そもそも証券投資が活性化しすぎたからこそアメリカ発の金融危機が起きたのではないのか。今必要なのは証券投資の抑制であり規制強化ではないのか。「貯蓄から投資へ」。うまい話でカネをまき上げようという話の延長なのではないのか。
住宅ローン減税を過去最大規模にするというのがある。これも自分には関係ないナ。
人生の夢の一つである住宅を購入してなおかつ大幅な減税をしてくれる。こんないい話はない。しかし住宅ローンを返済し続けるためには雇用の安定が必要だ。今雇用の安定が約束される職場とはどういう職場なのか。日本の雇用労働者の圧倒的多数は中小企業に勤めているという。今日本の中小企業が不安のない安定した職場といえるのか。
高速道路の休日1,000円限定、乗り放題というのがある。乗用車だけだという。東名・東北・関越と、どこまで走れば1,000円になるのか知らないが、それなら休日のたんびに走ってみようかと思う人もいるかもしれないが、これも自分とは関係ない話だ。
国民だれにも給付金。これは関係ありそうだ。一人当たりいくらになるのか知らないが、もらったらどのように使おうかなどと考えたりする。
しかし今年の5月あたりにアメリカでも戻し減税というのがあった。一人当たり6万円けんとうだったと思う。直後の2ヶ月ぐらいは小売売上も上がって景気回復のようにも見えたが結局しりすぼみ。ひょっとしてこの間隙をぬって解散総選挙なんて作戦ではと思ったりする。
この程度の“てみやげ”で3年後の消費税値上げができれば安いもんだということだ。 いろいろ考えてみるとこの「経済対策」自分のようなものにはあまり恩恵のないもののように思える。だとしたら解散総選挙で新しい政治を模索するほうがずっとプラスのように思える。
麻生総理大臣よ。今は解散総選挙をやっている場合なのだ。(2008/10/31/No.73)
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