千葉県、元タレント候補の当選と公約破り市長の“追放”と
千葉県知事選挙で森田健作氏が当選した(3/30/5:17/NHK HP)。西松建設の献金問題が影響したとの観測もあるようだがその知名度を上げる声が多いようだ。
森田健作氏といえばその昔、青春もの、根性もののテレビドラマや映画で人気をはくした人だ。昔のこととはいえいまだ知名度は抜群だろう。
「そのまんま東」の東国原宮崎県知事、「行列のできる・・」の大阪橋下府知事と、タレント候補がすべてだめだとは言わないが、新人どうしの選挙戦で知名度という点でスタートラインのかなり前からスタートするというハンディキャップを貰っていることは否定のできない事実。おまけに選挙戦中もメディアの注目が集まるからいっそうの追い風が吹く。
同じ千葉県の銚子市で市長に対する解職請求(リコール)の投票が行われ、解職賛成が過半数を占め市長が失職することになった(3/29/23:58/NHK HP)。
市長が選挙戦での病院存続の公約を破って市立病院の診療休止を決めたことが原因のようだ。
失職することになった市長は「今後は支持者と話し合い、対応を決めたい」(NHK 前同)とのことようだが、再び立候補した場合は、選挙戦の争点は市民病院問題に限らず景気対策などもあったりするだろうから当選することもあるかもしれない。
しかし少なくとも解職請求(リコール)が成立したということは私立病院診療存続という政治的要求が有権者に強く意識された結果だろう。
タレント候補の当選にはそのような強く意識された選択というものがあったのだろうかと思う。選挙戦で森田健作候補は「『千葉の特産品や観光資源を全国にPRするなどして、地域の経済を活性化させたい』と訴え」たそうだ(3/30/5:17/NHK HP)。宮崎県の東国原知事を意識しての訴えだろうか。知名度のある人だから地元の宣伝をするにはうってつけとの期待が票になったのだろうか。しかしころ論で行けば有名タレントがこの訴えを展開すればのきなみ当選ということになる。
一方で強い政治的要求を意識している人たちに対して知名度のあまり高くない候補の訴えが届く報道があったのかとも思う。
いずれにしてもテレビ、映画に報酬をもらって出演したことがそのまま選挙でも大いに役に立ち当選していくタレント候補の存在は個人的にはどうにも納得できない。(2009/3/30/No.126)
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