インターネットはテレビに“どんでんがえし”できる日が来るのだろうか!?
地上デジタル放送開始まであと何年というキャンペーンが最近目につく。
この地デジについては、まだ使えるテレビを廃棄させて買い換えさせるために家電業界と結託した“陰謀”との説がある。当面買い換える余裕のない身にとってはこの“陰謀”説をとりあえず支持しておくことにする。
もっとも最近あるテレビ局の報道では、受像機やチューナーの買い換えに対して共同住宅の共同アンテナの工事が遅れているのだという。そうしてみると“陰謀”説もあながち独善と偏見というわけでもないのではないかという気がする。
テレビの生活に対する影響はいまだに大きい。昔、アメリカのケネディ元大統領が史上最年少で大統領選に勝利した決め手はテレビ討論だったという。それもスーツの色だったという。「ケネディは濃い色のものを、それに対してニクソンは薄い色のものを着ていた。当時のアメリカの一般家庭にあったテレビはモノクロであったから、ケネディは濃いグレーで表示され力強く見え、反対にニクソンは薄いグレーで表示され、たよりなく見えたと言う」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)。
最近では「ワイドショー内閣」と称された小泉元内閣があるテレビ局の世論調査で90%台の支持率を得るなんて現象があった。
テレビでは比較的影が薄い日本共産党がインターネットの世界で注目をあびたと報道している(5月30日(土)「しんぶん赤旗」=同党HP)。
いわく「日本共産党の志位和夫委員長は、二十七日夜、インターネットの動画サイト『ニコニコ動画(ββ)』の『ニコニコ生放送』に出演し」「『延長して~』のたくさんの書き込みに、番組は予定時間の四十五分間を大きく超えて――」「今回の番組の“訪問者”は一万一千人近く、視聴者コメント数は六万を超え、いずれも前回の約二倍に達しました」とのこと。
思いつくままにブログに記事を書いているが、インターネットに関してはあまり詳しくない。有名な芸能人が出る場合には桁が違う“訪問者”があるのだろうが、政治問題、日本共産党という“おかたい”コーナーでの「“訪問者”は一万一千人近く、視聴者コメント数は六万を超え」というのはどの程度のものなのだろうか。
テレビというのはたくさんのスタッフによってつくられているが、基本的には投資家と経営者とスポンサーと、ときには有力政治家等の意向を無視できない。それに対してインターネットはそれぞれの人がフリーな立場で発信できるという点が“武器”と言われている(もちろん守るべき最低限のルールはあるわけだが)。
昨年の麻生内閣の誕生以来衆議院の解散時期がとりざたされてきて、いつのまにか9月10日の任期満了まで3ヶ月と少しになった。テレビは自民党か民主党か、麻生か鳩山かとはやし立てるだろう。おそらく「ワイドショー型」「劇場型」の番組も増えるだろう。そうした中でインターネットが深く“潜航”してテレビに対して“どんでんがえし”ができる日が来るのだろうか。(2009/5/30/No.146)
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